こんにちは、kawazuです！
今回ご紹介するのは、二人組の医師が絶大な権力を持つ教会に反抗を続ける、昔のヨーロッパを舞台にした医療ファンタジー作品！
『アスクレピオス』です！
そこのあなた！
「教会が絶大な力を持っていた時代」って、ちょっと興味ありませんか？
そんな時代が舞台などんな作品なんだろうと、興味を持ってくださったあなたにお伝えします。
厳しい時代に、“人を救いたい”という気持ちだけで立ち向かう少年医師の物語――それが、今回紹介する『アスクレピオス』です！
この作品は、週刊少年ジャンプでは当時珍しかった医療ファンタジーなんですよ。
主人公のバズは、最初は臆病で、教会を恐れて逃げ回っていた少年。
でも、勇敢な従者ロザリィとの出会いをきっかけに、少しずつ医者として命を救う勇気を取り戻していくんです。
臆病でも、目の前の命を見捨てない。
怖くても、自分にできることを精一杯やろうとする。
そんなバズの姿に、きっと胸を打たれます。
医療ものが好きな人も、ヒューマンドラマが好きな人も、これはぜひ読んでほしい一冊です！
ここからは、『アスクレピオス』の魅力を、もう少し詳しく見ていきましょう。
臆病だった少年医師が“勇気”を取り戻していく物語を紹介します。
臆病だった少年医師が、命を救う勇気を取り戻すまでの物語
この作品は、「臆病な少年医師が、命を救う勇気を取り戻していく物語」です。
舞台は、教会が絶大な権力を持っていた昔のヨーロッパ。
教会に逆らう者たちは“異端者”と呼ばれ、無実の多くの人が火刑に処されてしまう――そんな厳しい時代でした。
教会に支配された時代に生きる少年医師・バズ
その中で主人公のバズは、医者でありながら教会を恐れて、なるべく目立たないように怯えて生きていました。
でも、それにはちゃんと理由があるんです。
実は、バズの家系であるメディル家は、教会が禁じていた外科技術を代々受け継いできた異端の医師一族。
父親は異端者として処刑され、バズ自身も追われる身だったのです。
そんな環境じゃ、怖くて人を治すどころじゃないですよね。
従者ロザリィとの出会いが運命を変える
けれど――ある日、従者のロザリィと出会います。
彼女はとにかく勇敢で、まっすぐで、バズとはまるで正反対のタイプ。
ロザリィの存在が、臆病だったバズを少しずつ変えていくんです。
「臆病だけど、目の前の命を見捨てない。」
「怖くても、自分にできることをやりたい。」
そんな気持ちで必死に立ち向かうバズの姿が、本当に胸を打ちます。
中世ヨーロッパ×医療ファンタジーの魅力
『アスクレピオス』は、週刊少年ジャンプの中でもかなり珍しいタイプの作品。
医療×信念×成長をテーマにした中世ヨーロッパの医療ファンタジーなんです！
教会の教えがすべてだった時代に、二人の若き医師が“信念”を貫こうとする――そんな熱い物語です！
「ガチの医学技術を学びたい！」とか「現代の手術シーンが見たい！」と言う人にはおすすめしないです。
でも、「昔ってこんな手術してたんだ〜」とか、「当時の医術って面白いな」とか、フィクションとして気軽に楽しみながら医学に触れたい人にはおすすめ。
そんなバズたちの成長と奮闘を、次の各巻ごとの収録内容と見どころにまとめてみました！
巻ごとに見る『アスクレピオス』の物語と手術記録
そんなバズたちの成長と奮闘を、各巻ごとの収録内容と見どころを少しずつ振り返っていきましょう。
表を見たらどの巻でどんな手術をしたか確認できます。
| 巻数 | 主な手術・治療内容 | 主な登場人物・展開概要 |
|---|---|---|
| 第1巻 | 盲管銃創・肢体切断術・顆粒膜細胞腫・造鼻術・肺挫傷 | 教会が絶大な権力を誇る時代。外科医の一族・メディル家の生き残りバズが異端者として追われる。従者ロザリィと出会い、初めての手術「盲管銃創」で人を救う決意を固める。以後、腕の再接合（肢体切断術）、少女ラウラの腫瘍手術、仮面の男カジモドの造鼻術、少年イアンの肺挫傷治療などを通して医師として成長。 |
| 第2巻 | 左大腿骨粉砕骨折・銃創治療（八ヶ所同時手術）・皮膚移植・肺動脈結紮 | バズの父を捕らえた聖騎士カリギュラ登場。ローラが瀕死となり、バズは教会に潜入して救出。友人パレが犠牲に。悲しみを胸に、バズは「公開手術編」へ突入。銃殺刑の男を八ヶ所同時に手術、焼傷乳児へ自らの皮膚を移植するなど命を懸けた手術に挑む。最後にはコルブロに胸を刺され、自身の肺動脈を結紮して生還。 |
| 第3巻（最終巻） | ―（外科的手術描写よりも物語の核心へ） | カリギュラの過去と改心、ポスターレの正体、そして真の支援者が教皇ユリアヌスであったことが明かされる。バズの父がユリアヌスの姉を救った過去も判明。番外編ではポスターレと教皇の視点、特別読切には「アスクレピオス（ジャンプ掲載版）」と「DISPENSER（赤マル掲載）」の2話を収録。 |
どの巻にも、バズたちの成長と信念がしっかりと刻まれていましたね。
最後に、『アスクレピオス』という作品全体を通して感じた魅力をまとめてみましょう。
まとめ：臆病でも、人を救おうとする少年医師の成長物語
今回は、医療ファンタジー作品『アスクレピオス』を紹介しました。
- 臆病だった少年医師が、少しずつ勇気を取り戻していく成長物語。
最初は教会を恐れて逃げることしかできなかったバズが、仲間や患者との出会いを通して変わっていく姿。 - 週刊少年ジャンプの中でも珍しい「中世ヨーロッパ×医療ファンタジー」。
権力を握る教会と、医術を信じる若き医師たちの対立が描かれる重厚な世界観。 - 手術シーンの緊張感と、人を救う想いのあたたかさ。
銃創・皮膚移植・造鼻術などの手術を通して、人に向き合う“人間ドラマ”が生まれてます！ - 勇敢な従者ロザリィとの絆が、物語のもうひとつの柱。
臆病なバズを支え、彼に“人を救う覚悟”を思い出させる存在として描かれています。 - 難しい医学知識がなくても楽しめる。
リアルな医学書というより、“昔の医術ってこうだったんだ”と気軽に楽しめるフィクションとして読めます。
この作品は、教会の権力に怯えながらも“人を救う道”を選んだ少年医師・バズのお話です。
教会に逆らうという恐怖と、目の前の命を救いたいという願い。
その狭間で揺れながらも、彼は少しずつ勇気を取り戻していきます。
“医学”というテーマを扱いながらも難しすぎず、人間ドラマとして心に響く温かさがあります。
臆病だったバズが、誰かのために立ち上がる――
その成長していく姿にきっと、あなたも勇気をもらえるはずです。
以上、アニメ・マンガ好きのkawazuでした！
